2010年12月19日日曜日

隠されていたエミリアのあんな部分やこんな部分が顕わに

 12月22日,Productive Online RPG「グラナド?エスパダ プラス」にて,大型アップデート「暗黒のエミリア」が実装される。既報のとおり,今回のアップデートは上級(Expert)プレイヤーをメインターゲットにしており,大きな目玉となるのは新キャスト「暗黒エミリア」および新レイドボス「シウル」の二つ。これらに加え,PvPでの戦略性を強化するべく実装されるウォーロックとスカウトの新スタンスを先行体験してきたので,さっそくレポートしよう。



20年前に何が起きた? 含みのある言葉に謎が深まる「暗黒エミリア」編入ミッション


清楚というより,素朴といっていいくらいの普段のエミリアだが……
 エミリアは,コインブラで道具屋を営むNPCにして,プレイヤーの家門に編入可能なキャストの一人である。以前からストーリーを追っているプレイヤーならご承知のとおりだが,彼女は道具屋家業の傍ら,現在行方不明となっている父親,博物学者ロレンジョ?ジアニノ博士の足跡を求めて日々を過ごしている。今回,エミリアは新たに「星座の力」を手に入れ,博士が残した謎をより深く解明しようと試みるのだが,力が暴走してしまい,彼女は暗黒化してしまうのだ。

グルトルデ一行の突入と前後して,何やら異変が発生しているようだ
大胆かつ失礼な発言をする暗黒エミリアに,グルトルデも困惑気味

 そんなエミリアの異変に気づいたのが,“迷”探偵グルトルデ。暗黒エミリアは,普段の彼女からは想像もつかないような妖艶な姿と言葉遣いでグルトルデを亡き者にしようと迫ってくる。なお暗黒エミリアは,オリジナルのエミリアや賢者エミリア同様のウィザードタイプだが,新スタンス「マッドネス」を擁しており,ウォーロック並みの強大な火力を誇っている。とんでもない強敵だが,見事,返り討ちにして本来のエミリアの姿に戻せば,強力なキャストとして家門に編入できるようになるので,ぜひ頑張っていただきたい。なお,一連のクエスト/ミッションは,あらかじめ星座格闘スタンス「マーシャルアーツ」取得クエストを終了させた状態で,グルトルデをリーダーにしていないとスタートしないのでご注意を。

戦闘開始直後に,いきなり暗黒エミリアから範囲攻撃の洗礼が。体力の減りが痛い
サラッと書かれている“20年ぶり”という言葉にも何か意味がありそうだ
今回の経緯に加え,これまで影ながらエミリアをサポートしてきたことを告白するグルトルデ
グルトルデに対して素直に感謝できないエミリア。ツンデレなのか? 相手がオヤジだからキモいのか?

 さて,本作のサービス開始当初からしばしばスポットライトを浴びるエミリアだが,そんな彼女の扱いに対して「なぜ彼女ばかり……」「もっと(オレのお気に入りの)ほかのキャストにも日の目を当てろ」と考える人もいるかとは思う。
 しかし,ここで確認しておきたいのが,上記の通り,エミリアがロレンジョ博士の娘という事実だ。物語が遠大かつキャストごとに枝分かれしているため忘れてしまいがちだが,博士はメインストーリーのキーとなる人物である。したがって失踪中の博士を探すエミリアの登場には,何気に物語全体に関わる重要な意味が含まれている可能性が高いわけで,必然的にほかのキャストとは扱いが異なるのだ。
 とはいえ今回のエピソードは,エミリアの隠れた部分を(視覚的?聴覚的な面も含めて)描写することが一つの大きな目的となっており,さすがの筆者も彼女のファンに向けた側面が強いと認めざるを得ない……。

暗黒エミリア。普段のエミリアでは隠れている部分が,いろいろ露出している。伊藤 静さんが演じたボイスも必聴だ
新スタンス「マッドネス」のスキル「エル インビジブル」。スクワッドメンバーを透明化し,攻撃を受けないようにする
「ガビ クエイク」。強力な重力場を利用し,瞬間的なダメージを与える。スタン効果も付与する
「サードエレメント」。三大元素を操り,攻撃を加える。設定がウォーロックのスキルっぽい
「スペルビード」。魔力の弾を範囲内の敵に放つ。一定確率で対象をダークブリーディング状態にする
「スペルヘイル」。天空から無数の槍を降らせて攻撃する。上空に暗雲を呼び寄せているところにも注目



完全攻略にはワールド単位の協力が必須! 「死者の国」で待ち受けるレイドボス「シウル」


 新レイドボスの“魔王”「シウル」は,本作史上,最強の存在となる。一般的なMMORPGの場合,新たに追加されるボスモンスターは,一部の例外を除き,基本的にそういった位置付けになる
引用元:奇蹟の大地(Mu Online) 総合サイト